仕事をしているとチームプレイを求められることが多々あります。しかしながら、人と協力するのは苦手であったり、一方的に仕事を押してられてしまうという人がいます。
協力というのは基本的に持ちつ持たれず、共通の目的に対して力を合わせることです。そこで、まずはギブ・アンド・テイクによって人と協力していく方法を紹介していきたいと思います。
ギブ・アンド・テイクの効果
そもそも、ギブ・アンド・テイクなんて当たり前。特別な効果はあるのでしょうか。
試供品を例に見ていきたいと思います。
場所はスーパーマーケットの食品コーナーです。
ここではソーセージやお肉。ジュースの試食が行われて、買い物客が味見をする光景が良く見られます。
そして、試食した主婦の多くが「美味しいね」などの感想を言いながら、買い物かごの中に商品を入れていきます。
そこで質問です。
主婦が商品を買い物かごに商品を入れた理由は何でしょうか?
もちろん「美味しい」という理由で入れているでしょう。
でも、それだけでしょうか。
紙皿や爪楊枝を捨てて何も買わずに立ち去るのって、ちょっと気が引けます。一個くらいなら買おうと思いますよね。
……そう。これがギブ・アンド・テイクの効果です。
ギブ・アンド・テイクのルール
何かをしてもらったら、お返しをしたくなる。これがギブ・アンド・テイクのルールです。
要するに、貸しを作ればお返しが来るということです。
では、これを利用してチームで仕事を進めるにはどうすれば良いでしょうか。
答えは簡単。まず、自分が協力することです。
貸したら返ってくる。そしたら、それに対してお返しをする。
お返しのループを作ることで、お互いに協力するチームが作られます。
まずは、人のために簡単なお手伝いをしてみてはいかがでしょうか。
参考文献
影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか
ロバート・B・チャルディーニ (著), 社会行動研究会 (翻訳)