どうも、さつきです。
今回は、電子部品の生産動向から業績が伸びそうな企業を紹介していきたいと思います。
今回の資料は経済産業省生産動態統計とJEITAの電子工業生産実績表をベースにしています。
Contents
電子部品の生産動向
電子部品全体の生産は増加傾向です。
コロナショックの5月は生産が減少しましたが、その後は回復しており、コロナ前の水準まで増えています。
この影響は後述のKOA(6999)で業績予想の修正で示されている通り、車載市場が好調に推移したことが影響していると思います。
抵抗器
市場が回復している中で特にその傾向が強いのが抵抗器です。
8月に大きな落ち込みがありましたが、その後急激に回復しています。
抵抗器メーカー KOA(6999)
抵抗器と言えば、固定抵抗器で世界トップクラスの抵抗器メーカーのKOA(6999)です。
先日の1月21日に業績予想を上方修正しています。
地域における自動車用途向け及び欧米地域における代理店向けの販売が想定より好調に推移したことが理由です。
今後の売り上げも期待できる注目企業です。
コンデンサ
続いてコンデンサです。
電子部品に興味が無い人には馴染みの薄い部品ですが、その市場が非常に大きいです。
いくつも種類があるコンデンサですが、その多くを占めるのがセラミックコンデンサです。
セラミックコンデンサは小形、大容量、低価格の三拍子揃ったコンデンサでパソコンやスマートフォンには欠かせません。
これの生産は電子部品全体と同様の傾向を示しています。
また、一昔前の主役であった電解コンデンサも大きく回復しています。
コンデンサ全般 TDK(6762)
コンデンサ全般を手掛けるのがTDKです。
業績予想の修正は出していませんが、1月29日の3Q決算では良い結果が出ることが考えられます。
セラミックコンデンサ 太陽誘電(6976)
続いて積層セラミックコンデンサの太陽誘電です。
太陽誘電は11月に業績予想の上方修正を行っています。
電解コンデンサ 日本ケミコン(6997)
日本ケミコンは電解コンデンサを始めとして、セラミックコンデンサ以外の多くのコンデンサを製造しています。
9月から12月にかけて新株予約権を発行しているため株価の上昇が抑えれていますが、財務状態は良くなっています。
まとめ
電子部品の生産動向を抵抗器、コンデンサの観点から見てみました。
車載市場の回復の影響でどこのメーカーでも業績の回復が見られています。
2月には四半期決算が多く発表されるため、これらの会社には注目しておきたいと思います。
それでは。