お金について知らなければ、人生がお金に振り回されてしまいます。
適切な管理が出来なければ家計は回りませんし、トラブルになったりもします。
それでは、先進国とされる日本人はどれくらい金融知識があるでしょうか。
社会人と専業主婦(主夫)で家計の見方が違う!?
金融広報中央委員会の金融リテラシー調査(2019)によると、家計管理において下記のことが分かりました。
概ね7~9割りの人が1か月の収入・支出や支払い期日を管理している
7割の人が、何かを飼う前に家計の余裕について注意深く考えている
過半の人が病気、失業に備えた生活費を確保している
また、家計の収入・支出を把握している割合を社会人、専業主婦(主夫)で比べた場合、社会人は収入を把握しているが、支出は把握していないことが分かりました。
家計を管理するということは、収入と支出を把握して適切に管理することです。その目が外と内のどちらに向いているかが、社会人と専業主婦(主夫)の違いに出たのかもしれません。
クレジットカードへの理解
お金の使い方は現金とは限りません。クレジットカードもその一つです。クレジットカードは非常に便利で、手元にお金が無くても物が買えます。ただし、使い方を誤ると大変なことになる諸刃の剣でもあります。
例えば、リボ払いや分割払いを利用すると、多額の手数料を払うことになり、結果的に本来の値段よりも多くの金額を支払うことになってしまいます。
それでは、クレジットカードに関する調査結果はどうだったでしょうか。結果は正解率49.5%です。半数以上の人がクレジットカードに関する理解が出来ていませんでした。
クレジットカードは支払い方法の一つであって、決済が終わるまでは実質的に借金です。これを正しく理解しないと、借金で身動きが取れなくなってしまいます。これについては特に注意が必要です。
家計は適切な管理を
つまり、損をしないお金の使い方を身に付けるためには、適切な金融知識が必要になります。
これは社会人だけでなく、専業主婦(主夫)も同様です。
資本主義社会である日本では、お金と生活は切っても切り離せないものですから、お金の知識は身に付けておきたいものです。
参考文献
金融広報中央委員会 金融リテラシー調査
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/literacy_chosa/2019/